床下暖房の木造住宅とは?

冬、高気密高断熱の木造住宅における床下暖房とは、特殊な暖房の専用機ではなく、一般の家電量販店でも販売されている床置きエアコンや壁掛けエアコンが使われます。

1階部分の床面の一部に床下と繋がる開口を設け、エアコンの吹き出しを床下に暖房が広がるように設置され、エアコンによる暖かい空気が床下面を広がる事で床面が暖まります。

床下暖房のエアコンを建物の基礎部分に直接、設置しないのか? と思われても、それは無いのでしょう。① 基礎の立ち上がりが350mm又は450mmだと、人が床下に潜り込んで作業をできない、② 床下の容積だけではエアコンが必要とする空気の吸い込み量が少ない、③ 床下の空間だけでエアコンに空気を吸わせると、エアコンがおがくずなどのゴミを吸ってしまう、④ 工務店さんによっては、建物の建築施工にあたり落とした釘を捨てたままにしている(釘=お金を捨てたままにしている)、などが見られます。

床下暖房にエアコンを用いるのは暖房の吹き出し温度も関係するのでしょう。火を使うファンヒーターの吹き出し温度に比べて、エアコンの暖房の吹き出し温度は高くても60℃くらいのため、床下という人の目が届かず、より高い安全性が求められる床下暖房には適しているのでしょう。

※ 高気密高断熱の木造住宅の床下は、下の写真のように断熱材を吹付けられる工法やスタイロフォームなどを設置される工法が採用されます。床下暖房の空気の対流のために、床面に開口が複数箇所、設けられます。

  

一方、2階の部屋には床下暖房が使われる事は無いです。

夏、高気密高断熱の木造住宅の2階の部屋の夏の暑さはどうかというと、日中、窓を開けて換気しても、室内温度は天気予報の最高気温と同じです。また、夏の日射の熱を溜め込んだ屋根、断熱材などは、日没後も部屋の室内温度が下がりにくい特徴があります。

夏の冷房を使う期間、冬の暖房を使う期間、それぞれを考えたうえで検討して下さい。