参考:事前防災の不備の有無を争そわれた裁判 現場の防災責任、改めて浮き彫りに。あなたが防災士の類ならば公的根拠に基づいてご判断下さい。

カーテンによるガラス飛散防止についてJIS:日本産業規格に根拠は無し。「その後どうするつもりですか?」 騙されない・他人を騙さないで下さい。あなたが防災士の類ならば公的根拠に基づいた判断を行って下さい。写真でのガラスの割れ方を見て分かるように、風圧でガラスは割れます。台風による暴風での風圧対策は2~3秒の瞬間的な事象に対してではない。台風の到達から通過するまでの間、繰り返される暴風や豪雨に3~4時間前後も耐えられるのか?

あなたの地域で予測される風速と最大瞬間風速は何メートルですか?それは何日の何時ごろに到達する見込みですか? 風速(m/s)を時速(km/h)に換算する場合は風速に3.6の係数を掛けます。風速を時速に換算すると、風速30m/sの時速は108km/h、 風速40m/sの時速は144km/h、風速50m/sの時速は180km/hにもなります。その風圧及び風で飛ばされる飛来物の危険に対して、一般的な建物で使われる窓ガラスの厚みは3mm(複層(ペア)ガラスを含む)。風速が50m/s 程度にも強まれば、重さ20㎏前後の自転車でも浮きあがって吹き飛ばされます。

避難先となるホテル等の宿泊施設を含め、台風は気象予報で事前予測がつけられるため、① 手の届く範囲に靴・長靴と懐中電灯を置く。② ベランダに物を置いている人は、室内に移動する。③ お風呂の浴槽に生活用の水を貯める。停電で断水する事もある。トイレは停電で断水するタイプ? ④ 前もって携帯電話などの充電を終わらせる。⑤ ガスの元栓を締める。

大型台風への応急処置として紹介された窓ガラスに養生用テープを貼る方法の手順として、① 窓枠とガラスの両方にかかるように上下左右4辺全体に貼る。次に ② 十字方向全体に貼る。次に ③ 対角線上の×方向全体に貼る。  ① ② ③ (窓の大きさによっては適宜追加)の全てを行うように紹介された後、お店では養生テープを購入されて品切れが相次いだはずなのに、実際に目にしたのは、②の十字方向だけ 又は、③の対角線上の×方向だけといった、紹介した手順を守らない意味の無いものです(養生テープの購入制限があったら、ごめんなさい)。ガムテープは使用しない。

建物の中に入り込んだ風圧によって屋根や天井が吹き上げられないないように、暴風が入り込んでいる窓の反対側の壁の窓を開けて風圧を分散できるような動線の確保も準備して下さい。また、建物の経年劣化で鍵の掛かりが悪い(浅い)まま使い続けるドアも多いですが、それだと風速25m/s 前後もあれば風圧により鍵が外れてドアが勝手に開いてしまう事もあります。

窓サッシの左右が重なる部分の隙間は横方向からの水圧には弱く、雨水は侵入する。風の向きは常に一定ではない。台風通過の最中にやむを得ず避難を選択する場合、階段の踊り場や廊下は、窓サッシと取付け枠の隙間から侵入した雨水で滑りやすくなる。

災害によって毀損したガラス窓やドアにブルーシートをかけただけで避難するのは、その建物には防犯性は無く侵入窃盗をされやすい建物である事を自らアピールしていると指摘します。