外部建具の窓やドアは建物の「外皮」という概念に含まれる。この外皮が破損すれば、建物は雨・風・気温、防犯から人間の身体や財産を守る術を失う。カーテンによるガラス飛散防止についてJIS:日本産業規格に根拠無し。「その後どうするつもりですか?」

自然災害から建物の「外皮」を守る安全設備;災害発生時の初動対応に求められる安全性確保の向上に、ポリエチレンテレフタラート製建築窓ガラス飛散防止フィルム(公的根拠は「産業標準化法」に基づき制定された国家規格のJIS:日本産業規格  A5759)は、フィルム施工ルールの運用に基づきガラスへ設置する事により、財務省令の有形減価償却資産「建物附属設備」(決算報告書の貸借対照表に表される有形固定資産「建物附属設備」。これに基づき減価償却資産の償却額計算を経て貸借対照表及び損益計算書に反映される。)として税制度を始めとする国の政策、自治体による補助金・助成金制度が施工されている。一方、国の政策では1枚のガラスの一部分だけにフィルムを貼り付けたガラス装飾的な施工は、公的根拠のJIS:A5759には基づかないためガラス飛散防止機能を定する。監査に耐え得る資産計上の正当性財務省;減価償却資産の耐用年数等に関する省令法定耐用年数(税務上の効用持続年数)及び償却率・保証率の規定を確認します。

地震による建物被害の危険は揺れの周期も作用すると言われます。激甚災害指定レベルの地震に限らず、震度5弱・揺れの周期0.5秒前後の地震でも鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC構造)の建物の開口部に破損が生ずる事はあります。また、築30年以上経過した建物で窓の戸車等が消耗した建具では、地震の揺れによってガラス窓ごと外れて地面に落下した事故が起きています。令和3年2月13日宮城・福島地震  災害によって毀損したガラス窓やドアにブルーシートをかけただけで避難するのは、その建物に防犯性は無く侵入窃盗をされやすい建物である事を住民自らアピールしていると指摘されている。

  • 自治体の治水行政に基づくハザードマップ(但し旧河道の記載は無し)は作成・公表されていますが、一方で建物の敷地について個別の地滑り危険度評価が存するのか否かは不明です。東日本大震災のとき、内陸部でも地盤の地滑りによって建物の全壊・半壊被害が広範囲で生じた事により避難される地域の方々も見られた。

コンクリート造りの建物は大きな災害に丈夫で、木造建物は大きな災害には弱いというのは先入観でしかなく、東日本大震災ではコンクリート造り3階建ての建物が全壊し(中間層の構造躯体が崩壊)、その隣地の木造2階建ての建物は無事だった現場もあります。

  • 例えば台風通過時の「音」の大きさを比べると、① 戸建の建物は外壁や屋根の全てを含めて一世帯の所有空間となるため、戸建の建物の壁や屋根が受ける豪雨や暴風の音は垂直方向及び水平方向の全てから入って来るのに対して、② マンション等の区分建物では限られた専有部分の権利に留まるため、台風通過時の豪雨や暴風によって建物全体が受ける垂直方向や水平方向から入って来る音の大きさは各専有部分に分散します。台風通過地域でホテルを避難先として利用したお客様が「台風だけど、家より静かで安心できた」とコメントするのも、その表れと考えられます。

カーテンによるガラス飛散防止についてJIS:日本産業規格に根拠は無し。「その後どうするつもりですか?」 騙されない・他人を騙さない。あなたが防災士の類ならば公的根拠に基づいた判断を行って下さい。写真でのガラスの割れ方を見て分かるように、風圧でガラスは割れます。台風による暴風対策は2~3秒の瞬間的な事象に対してではない。台風の到達から通過するまでの間、繰り返される暴風や豪雨に3~4時間も耐えられるのか?

風速(m/s)を時速(km/h)に換算する場合は風速に3.6の係数を掛けます。あなたの地域で予測される風速と最大瞬間風速は何メートルですか?それは何日の何時ごろに到達する見込みですか? 風速を時速に換算すると、風速30m/sの時速は108km/h、 風速40m/sの時速は144km/h、風速50m/sの時速は180km/hにもなります。その風圧及び風で飛ばされる飛来物の危険に対して、一般的な建物で使われる窓ガラスの厚みは3mm又は5mm。写真を見れば分かるように、風の圧力でガラスは割れます。また、風速が50m/s 程度にも強まれば、重さ20㎏前後の自転車でも浮きあがって吹き飛ばされます。

避難先となるホテル等の宿泊施設を含め、台風は気象予報で事前予測がつけられるため、① 手の届く範囲に靴・長靴と懐中電灯を置く。② ベランダに物を置いている人は、室内に移動する。③ お風呂の浴槽に生活用の水を貯める。停電で断水する事もある。トイレは停電で断水するタイプ? ④ 前もって携帯電話などの充電を終わらせる。⑤ ガスの元栓を締める。

建物の中に入り込んだ風圧によって屋根や天井が吹き上げられないないように、暴風が入り込んでいる窓の反対側の壁の窓を開けて風圧を分散できるような動線の確保も準備して下さい。また、建物の経年劣化で鍵の掛かりが悪い(浅い)まま使い続けるドアも多いですが、それだと風速25m/s 前後もあれば風圧により鍵が外れてドアが勝手に開いてしまう事もあります。

参考:事前防災の不備の有無を争そわれた裁判 現場の防災責任、改めて浮き彫りに

建築窓ガラス飛散防止フィルム(JIS:日本産業規格A5759適合):フィルムによるガラス飛散防止対策と省エネ対策 映像著作権:3Mスリーエム様

民間施設・公共施設における防災・減災対策及びBCP(事業継続計画)・BCM(事業継続マネジメント)としても、建築窓ガラス飛散防止フィルム(JIS:日本産業規格A5759適合)設置は活用されております。

一般的な窓ガラスの厚みは3mm又は5mm  ※ テスト映像のガラスの厚み10mm

ガラス飛散防止フィルムの普遍的な機能は、次の動画をご覧ください。タイトル:スコッチティントウインドフィルム、試験フィルム:3M製 SH2CLAR、フィルム基材厚50㎛、フィルム基材の素材:ポリエチレンテレフタラート

・JIS:日本産業規格A5759 A法:衝撃破壊試験=ショットバック試験(人体衝突事故、台風やガス爆発等での物体衝突事故を想定したガラス破壊試験)

・JIS:日本産業規格A5759 B法:層間変位試験(地震の揺れによる建物変形(層間変位)によるガラス割れを想定したガラス破壊試験)

建物開口部の安全対策と建築窓ガラス用フィルムの選定について 出典:3Mスリーエムジャパン様 ガラス飛散防止フィルム選定基準から一部抜粋

※ ポリエチレンテレフタラート基材厚100㎛の製品を勧められる用途の例示

・自然災害地震によるガラスへの家具・什器の衝突等、並びに台風・突風対策(風速32m/秒まで)

認定制度、規格/地震:JIS R3108に準じる鋼球落球試験、台風等:京都大学防災研究所を参考

・人災(事故・事件)

➀ 建物の用途による分類:浴室、病院・老人施設の居室、幼稚園、住宅、ホテルの居室 等

➁ 衝突の類型と年齢による分類

・幼児(6歳以下) ・小学生(7歳~15歳):歩行又は走行からの衝突、静態からの転倒 ・成人(16歳以上):静態からの転倒

認定制度、規格/JIS A5759 衝撃破壊(ショットバック)試験(高さ75cm)

ー BCP策定の取り組み方 ー 出典:企業BCP策定ガイドライン

 BCM(事業継続マネジメント)は事故・台風・地震や津波といったリスク事象によって企業が受け得る影響(企業活動を止める(自分達の意思でストップさせる)、止まる(混乱によるストップ))を最小化するための総合的なマネジメントプロセスをイメージして下さい。他方、緊急事態管理は、今後発生する可能性のある緊急事態の予防管理の総合的アプローチをイメージして下さい。平常時からBCP(事業継続計画)の準備によって、緊急事態に備え、事業活動の継続・早期復旧を図る考えに基づいています。

段階 目的 対策の概要 取り組み順位
1、発生前の対策 人命安全、資産の保護 ・組織体制上の取り組み

・予防策

・防護、軽減策

2、緊急事態対応 緊急時対応 ・発生直後の対応策

・初動対応策

3、事業継続対策 事業継続 ・事業継続対応策(応急復旧、事業再開、全面復旧)